安比奈線(1)

西武安比奈線は、入間川の砂利採取のため、1925〜67年に運行されていた貨物専用線です。西武新宿線の南大塚駅〜河川敷まで3.2キロ。
鉄道マニアの間では、けっこう有名な路線です。

この路線に関して正確な地図は持っていなかったのですが、まだ、法律上、廃止になっておらず、休止扱いで、レールはほぼ全線にわたって残っているらしいので、「たどっていけばなんとかなるだろう」ということで、探索してみることにしました。

10時20分に探索開始。

南大塚駅前から、レールが北側に伸びていました。駅に近い部分は、「線路内立入禁止」で柵があり、入ることができませんでした。

こちらの線路は切れていますが、左脇にもう一本、線路があります。

数百メートル歩くと、柵がなくなっていて、線路に入りたい放題の状態になっていました。一部だけガード固めても意味ないです・・・(苦笑)

この線路に面した家で、線路側に通用門があいていて、綱飼いしている犬が線路内を徘徊しているところがありました。
以前、廃線になった筑波鉄道のホームで犬を飼っている人がいました(犬小屋つき!)が、ここも将来的にそうなりそうな雰囲気です(笑)

線路はR16を横切っていました。

この部分、線路は半ば舗装で埋められていましたが、通行する車から見て、明らかに線路だとわかる状態でした。

上の写真の脇にあった物件です。

遮断機の跡ではないかと思われます。

ここから北の部分も「線路内立入禁止」看板や柵はあったのですが、住民の通路になっているらしく、柵の一部が通れる状態になっていました。

入ってみたら、線路に植木鉢並べて福寿草等、栽培している人がいました。(進む私有地化(笑))

フィルムがなくなったので、交換していたら、小型犬が私にじゃれついてきました。犬を追って家からおばさんが出てきたので、質問してみたら、「この路線、再開の噂はあるんですが、全然工事が始まらないんですよ」と言っていました。

さらに先に進むと、あたりの景色は住宅街から農村へと移行します。

←用水路を渡る部分、橋桁の枕木が腐っていて、通れる状態ではなかったです。

迂回して、水路の反対側に出ました。

この部分、畑の中の盛り土部分を歩くので、気持ちがよかったです。
畑の中に点在する梅も満開でした。

だんだん暑くなって汗だくになったので、コートとトレーナーを脱ぎました。今日は最高気温15度なので、予想通りの事態です。水筒持ってくればよかったなぁ。廃線跡には自販機はありません。。。

「鉄道廃線跡を歩く」に掲載されていた雑木林の廃線跡はそのまま残っていました。

オフ車がかろうじて通れる幅のスペースが柵にありますから、セローを持ち込めば、記念撮影は可能です。今度乗ってこようかな。

ちなみに、今回の廃線跡歩き、徒歩で来て正解でした。
セローといえども、バイクでは突破困難なところが多いし、バイクで走ったら、住民の顰蹙かいそうなところもあったし・・・
安比奈線探索を考えている方は、電車でお越し下さい。

雑木林を越えると、幹線道路にぶつかりました。近くにT字路があったので、見てみたら、「県道114号」との交差点「八瀬大橋南」という所でした。今までどこをどう歩いてきたのか、特定のしようがなかっのですが、これで地図上での場所を調べることができました。
この道路を横切る部分、線路は舗装に覆われて完全消失してました。

さらに、線路歩きを続けます。
水の流れている太い用水路があったのですが、ここは、歩行者用の小さな橋があったので、なんなくクリヤー。
そこからは、また、農村風景の中を歩くのですが、この部分、両側に木が茂っていて、いい雰囲気でした。

先の方に線路脇に自転車を停めて何かしているオジサンがいました。挨拶したら、不審そうな顔をされたので、「線路を全線歩く予定です」と答えたら、オジサン「工事して路線再開するの?」って。私を西武電鉄の人と間違えたようです(笑笑笑)

で、オジサンが何をしていたかというと、路肩の不法投棄ガラクタの山(オーディオ器機、バイクのタンク等もあり)の中から自転車のホイールを拾って、後輪のギヤ?を工具ではずそうとしていました。自転車って、機種が違っても共通パーツが多いので、こういうことができるらしいんです。

オジサン曰く、「最近不法投棄が急増してる」って。産業廃棄物、粗大ごみの回収が有料になったせいでしょうか?困ったものです。
「私有地だから川越市も持っていかないんだ」ということで、ほっておくと、ゴミがゴミ呼んで、さらに増えそうな気配です。

オジサンと別れて、先に進むと、八瀬大橋の橋脚(いきなり壁が立ちふさがる)で、線路が途切れていました。

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