筑波山のガマ園(2)

ガマ口上の演壇の写真を撮っていたら、売店のおじさんが話しかけてきた。なんでも、私たちのために、特別にガマの油売りの口上をきかせてくれるそうだ。じゃあ、お言葉に甘えて・・・と、おじさんがすすめてくれたお茶を入れ、一番前の客席に陣取った。

おじさん、ちゃんと柔道着に着替え、鉢巻きをして、小道具をそろえて、「さあさあお立ち合い、御用とお忙ぎでない方は、ゆっくり聞いておいで〜」と始めた。
「四六のガマ」が出てくるシーンは、ゴム製のカエルを使っていた。ホンモノは冬眠中。。。
紙を刀でみじん切りにするシーンは、実は、あらかじめちぎっておいた紙吹雪をまき散らすのだという(笑)

たね明かしをしながらの講釈で一番驚いたのは、刀の切れ味を腕で試すところで、おじさん、本当に自分の腕を刀で切っちゃった!一直線に血がにじんでいる〜(汗汗)でも、皮一枚切っただけなので、ガマの油軟膏を塗れば、すぐに治っちゃうんだって。

おじさんの話では、力加減が難しく、切るふりだけする人もいるし、力を入れすぎて、深く切っちゃって大騒ぎになった人もいるらしい(!)

ガマ口上保存会の話だが、最年長は93歳の永井さんという元校長先生で、今でも自分の車で筑波までいらっしゃるらしい。この方が学校でガマ口上を生徒に教えたため、その地域ではガマ口上のできる人が増えたとか。他にも、消防署の人、大学の先生等、いろいろな職業の方が、いらっしゃるらしい。鉾田、ひたちなか等、かなり遠くの地域からも口上を習いにみえるそうだ。

ガマ口上に関しては、口上セット(ゴムのカエル、水戸黄門の印篭、ガマの油、名人のカセットテープ)の通販もしているそうだ。

どうして印篭かというと、実は、印篭の中には、ガマの油が入っていたかららしい・・・(初耳)。

当然、ガマの油(一個500円)の通販もやっている。こちらは、20個、30個単位での注文が多いそうだ。私たちも、口上のお礼にと、一個ずつ買うことにした。

売店はカエルグッズのオンパレード。

福蛙もこんなにたくさん。

さて、肝心のガマ。

この時期は通常、冬眠中の筈だが、建物の一角で飼われていた、横倒しの植木鉢の中で丸くなっているのを触らせてもらった。ひんやり、ぺたっとした感触で、可愛い!

ウシガエルも飼われていたが、こっちは水の中にいたので、あまり遊べなかった。

普通のガマは、前足の指が4本、後ろ足が5本。

筑波のガマは後ろ足が6本で「四六のガマ」という。

が、実は、ガマの後ろ足の指は皆6本。

6本目の指は、私の親指のすぐ上の黒い突起。

ガマ園の入園料は300円。「ガマは冬眠中だ」と、おじさんは言うけれど、ここ、たしか、巨大ガマ人形のオブジェがあった筈・・・。記念撮影でもするか、とのことで、入園することにした。冬眠中のガマをたたき起こしたり、臆病な亀を驚かせたり、食意地のはったウサギにエサをやったり、けっこう楽しかったが、巨大ガマの像が見当たらない・・・。敷地の半分に重機が入って立入禁止になっていたので、こっちにあったのかな?おじさんに質問したら、そのとおりだった。現在このゾーンはリニューアル中だとか。例の像は、子供が登って危ないので、撤去するらしい。いい味出してたのに、残念だ(涙)

しかし、リニューアルする金があるってことは、ここ、採算は取れているのね。土日は筑波山目当ての客で繁盛しているらしいから。

●筑波山のガマ園
茨城県つくば市大字沼田1688番地、県道42号沿い、0298-66-1110

07年現在、閉園して廃墟になっている、とのことです。

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