日本の鬼交流博物館

大江山の「頼光の鬼退治伝説」にちなみ、京都府大江町には「日本の鬼交流博物館」がある。

大江町に入ると、あちこちに鬼の像や看板が目についた。

新童子橋の駐車場にバイクを入れ、「鬼の足跡」「頼光の腰掛岩」まで徒歩5分の道のりを歩いて登ることにした。足下を見たら、マンホールも鬼の柄。

これが「鬼の足跡」。足指の形の切れ込みがついた岩だが、この切れ込みって人為的に作られたんじゃ?

「頼光の腰掛岩」の方は、何の変哲もない大岩。

バイクで5分ほど走ったところにある博物館に移動した。

博物館の前に頼光一行の像があった。

なかなかの力作。鬼退治伝説に沿って、像がたくさんあったら楽しいな、と思ったが、予算の関係からか、これ一つだけだった。

巨大鬼瓦。

日本全国の亙屋さんの共同作業だ、とのこと。

博物館外観。

鬼の頭の形だ。

館内に入ると、コンピューターで、鬼についていろいろ調べられるブースがあった。

頼光による酒呑童子退治の話は平安時代(990年)だが、それ以前に二つ鬼伝説があり、酒呑童子伝説はその話を元に作られたらしい。源頼光は、酒呑童子の本拠地に押し入り、酒で鬼を酔わせてその首を取った英雄として描かれているが、童子は殺される際、奇策を使われたことに腹を立て、「鬼に横道(おうどう)無きものを」と言って憤ったらしい。考えてみると、かわいそうな話だ。

中学の時の社会科の教師が、「平安時代の鬼退治伝説は、朝廷が、言うことをきかない豪族を悪者に仕立てるため、流布させたという見方もできる」と言っていた。戦時中、軍部が、桃太郎の童話を使ってやったことも、大差無い。これに騙される庶民って・・・(嘆)。

この博物館には、他に、日本や世界各地に伝わる鬼の面、
岩手県安代町に伝わる夫婦鬼のわら人形(魔よけらしい、左写真)、鬼の大津絵等があった。
以前、岩手県の北上市で鬼の博物館(北上市には、鬼剣舞(おにけんばい)という祭りがあり、それにちなんだ博物館)に入ったことがあるが、この大江山の博物館はそれよりも小規模だった。大きさを比べても仕方がないんだけどね・・・。

●日本の鬼交流博物館
京都府加佐郡大江町字仏性寺909番地、0773-56-1996
9〜17時、月休、12/28〜1/4休、300円