波浮港・踊子の里

私は「伊豆の踊子」を読んだことがないので、波浮の商店街で買ったパンフでにわか勉強した。

明治期から昭和の初めにかけて、伊豆大島沖によい漁場があり、波浮は漁船の立ち寄り場として栄えたそうだ。盛り場だったので、踊り子が旅館を回って、漁師たちを楽しませた、というのが「伊豆の踊子」の舞台設定らしい。

波浮の「踊子の里」では、小説版の伊豆の踊子にゆかりの建物「港屋旅館」と「甚の丸邸」を無料で資料館として一般公開しているのだ。

現在の波浮はひなびた漁村である。

バイクを港に停め、歩いて回ってみた。

左の「波浮食堂」は、現在は営業しているのかどうか不明。

右の雑貨屋さん、「デンチ」「フィルム」の貼り紙がいい味出していた。

案内看板が少なかったので、港周辺で道をきいたら、踊子の里は、集落のすぐ上だ、とのこと。

ひなびていい味出してる集落を通り抜け、階段の入口に着いたら、「踊子の里・港屋旅館は、1/20まで補強工事のため休館します」とのこと。

せっかく来たのに、残念。

写真は、踊子坂から見た港屋旅館

港屋旅館を見られなかったのは悲しかったが、甚の丸邸があるじゃないか〜。

階段をえっちらおっちら一番上まで登ったら、「踊子の里・旧甚の丸邸」と書かれた蔵があった。

でも、この看板、はげちょろけてる〜。ここ、大丈夫なのか?

B級スポットなのでは? 

突入してみます・・・。

無料、無人の施設です。

甚の丸邸に入ったら、私の勘は当たった!

裸電球の下、歴代「伊豆の踊子」のパネルと、実物大の踊子人形が並べられていた。

何の説明看板も無かったが、パンフによると、中央が主人公の「薫」だそうだ。

この部屋はまともだったのだが、隣の部屋は、

ん・・・何か変。

ダンボールの積まれた部屋に、浴衣姿の人形がぎっちり並べられていた。

あっち向いたり、こっち向いたり、体が傾いたり・・・

説明看板も無い。

何なのこれは??

しかも、この人形たち、顔立ちがとってもリアル。

御髪も乱れてるし〜。怖っ!!

奧の部屋の人形は、三味線を弾く手がはずれていた。

体には電源コード。エレキギターでも弾いてるのかい?!

そして、この間、客は私一人だけ。怖いよ、ここ〜。

しばらく見ていたら、カメラをぶら下げた初老の男性が入ってきて、ぽつりと一言「お化け屋敷みたいだ」

後で、パンフや「珍日本紀行」の記事を読んでみたら、港屋旅館で展示されていた踊子と客ロボットが、改装中のため、甚の丸邸に避難してきていたらしい。

それにしても異様だったなぁ〜。

まさに、期間限定のお化け屋敷(ノД`)