南陽市の菊人形

気温1度で粉雪の舞う二井宿峠を越え、山形県南陽市の菊人形を見に行ってきた。

市内は雨で、そのせいか、人出はいまいちだった。

南陽市の菊人形の歴史は二本松より古いが、門構えは二本松より小さかった。

人形の数も二本松より少なかった。予算の関係だろう。

でも、南陽市も菊人形の出来はよかった。

↑秀吉と信長。顔立ちが二本松のとかなり違う。人形師の個性が出て面白い。

南陽市の菊人形の特徴はマイナーな合戦シーンが多いこと。長篠や桶狭間が無いかわりに、「美濃森部の戦い 首撮り足立」(画像)、「堤の上の槍  淀川春日井堤の戦い」、「末森合戦 末森今浜の陣」があった。

特に、この、滝をバックにしたシーンは構図がいい!

それから、南陽市の菊人形の特徴として、鎧部分に菊が植えられていないことが挙げられる。菊の数が足りなかったのではなくて、もともと、そういう設定のようだ。

「百万石を目指 利家荒子城主となる」

南陽市の菊人形は、セットに屋根が無く、床に落ち葉が降ったり、雨の中、人形が濡れたりしていた。

このシーンで、「たつ」という人形は、「濡髪イキ」状態で特に不気味だった。たつって誰?と思ったら、利家の母らしい。

八千草薫さんが見たら嘆きそうだ・・・。

同じ大河ドラマをネタにしても、会場によっていろいろ特色が出てくるので、面白かった。

建物の中では、一休さんの菊人形

一休さんが水の入ったたらいを使い、油屋の金を盗んだ犯人を捕まえる、という話だった。

こちらの人形は村人、油屋のせんきち(画像)等、表情が誇張されていて面白かった。

【大道芸】

建物の奥から、井上陽水の「夢の中へ」が大音響で流れてきた。バンドでも来てるのか?と思ったら、大道芸人が手製の特殊楽器を身につけて、一人でいくつも楽器の音を出していた。背中にドラムのセットを背負い(足踏みすると音が出る)、ハーモニカ等を吹き、エレキギターを鳴らし、ペダルで別の電子楽器を操作。この他に額を叩くと、ドラムセットのシンバルが鳴るようになっていた。一見の価値あり・・・。

大道芸の後、鶴の恩返しの語り部ショーがあるらしいが、時刻は2時半。早く帰らないと路面凍結して山形盆地から出られなくなりそうなので、引き揚げた。帰りの山形道・笹谷トンネル付近も小雪が舞っており、私の通った直後にすべり止めが必要になったらしい。

11月初旬に、バイクで山形に行くのはリスキーです(^_^;)

●南陽市の菊人形について
大正元年から始まり、2002年で90回目。日本では二番目に古い。双松公園。2002年は10/6〜11/10、1000円。始まりは東京の団子坂の職人を招いて。