遠野伝承園のオシラサマ

遠野伝承園は、古い民家を何軒か移築したテーマパークである。

こんな立派な曲家もあった。

伝承園で一番の みものは、曲屋の中にある「おしら堂」。珍日本紀行にも掲載された場所だ。

入ってみたら、薄暗い室内の天井から床に近い部分まで、布きれの山!

これが全部おしら様だという。

近くで見てみると、馬や人の頭の形をした杭に、願い事を書いた色とりどりの布が刺してあった。その杭が、何百本もあるものだから、部屋中、細かい布だらけの異様な雰囲気なのだ。上の方は、布が古くなって、朽ちてきていて、不気味な感じだった。

うわ〜、なんか出そう。

ちなみに、おしら様には伝説がある。

ある若い女性が自宅で飼っていた馬と恋に落ちた。怒った父親は馬を殺してしまった。悲しんだ娘は馬の皮とともに天に昇ってしまった。後に蚕が残された・・・という話である。このことから、おしら様は養蚕の神様としてあがめられてきたのだそうだ。

切り株の上等に黄色い花が干してあった。何だろう?と思い、近くの染工房に入り、質問したら、マリーゴールドだということだった。

マリーゴールドって何色に染まるんですか?ときくと、現物を見せてくださった。橙色(左画像)は予想通りだったが、渋茶色(右画像)の布もマリーゴールドで染めたんだって?!驚いた。染め物の世界って深いんだなぁ。

最後に伝承園の売店に寄ったら、「ビアンラルクアイス」(250円)なるものが売られていた。ビアンラルクというのは、説明によると、すりおろしたりんごを米と一緒に乳酸菌で発酵させたものだそうだ。珍しいアイスに目が無い私は当然、買った。食してみたら、りんごとヨーグルトの酸味がマッチしてなかなかおいしかった。どうして、遠野にビアンラルクが?と売店の人にきいたら、米が取れるので、町おこしにと、ビアンラルクを作ったそうだ。他にビアンラルクジュース(200円)もあった。こっちもなかなか美味しかった。

●遠野伝承園
岩手県遠野市土渕町土渕6地割5番地1、0198-62-8655
9〜17時、12/29〜1/3休、310円