リス村(2)

やがて、「うさぎの避難訓練が始まります」というアナウンスがあり、会場へ移動。

ウサギが飼われている広い敷地の前にベンチが並べてあったので、座った。

横で拡声器を持ったオバサン(リスのエサ係の人と同じ人)が、「これから始まるのは、かわいらしく、ロマンのあるショーです」って。

ロマンて何だよ(笑)。

やがて、ウサギ園の一角から、煙が上がり始めた。三原山の噴火のつもりらしい。そして、敷地の上から、男性とウサギがたくさん通路を駆け下りてきた。ウサギはいったい何百匹いるのか?(よく繁殖するので、オバサンにもわからないらしい。)まるで川の流れのようだ。

怒濤のごとく集まってきたウサギは、男性の足下に集まってエサを食べ始めた。男性が合図すると、足下のウサギがぴょこっと立ち上がり、その周辺のウサギは男性の回りをちびくろさんぼの虎のようにぐるぐるぐる〜。

で、ショーはおしまい。

バカバカしい内容だけど、かなり笑えた。こんなことやっているのは日本でここだけだろう。

おばさんにきいたら、これを始めたのは、6年前(1996年)、三原山噴火10周年を記念してのことらしい。そして、うさぎは春夏と繁殖して、この時期は芸に使えないので、「アヒルの避難訓練」を代わりにやるとか。こちらの方は、アヒルがガーガー鳴いて騒々しいらしい。見てみたい。

手元にある「珍日本紀行」の記事は、94年2月の取材だから、当然、この「避難訓練」の話は載っていない。代わりに、当時は、86年の噴火当時の記録映像(噴火をバックに狂ったようにエサを食べ続けるリス)が流され、避難中の動物のエサはどうしたか?という内容のパネルが資料館に掲示されていたらしい。探したが、資料館らしきものは見あたらず。こっちは閉鎖しちゃったのかな?

入場券売り場脇の売店では、リス村煎餅と饅頭を売っていた。「今焼き上がったばかり」だという煎餅を食べてみたら、けっこうおいしかった。

きいてみたら、リス村は元々お菓子屋さんで、製造した煎餅の余った耳の部分をリスにやって餌付けし、客に見せたのが始まりだそうだ。今のようなリス村のスタイルになったのは、20年くらい前からだそうだ。

ということで、職場のばらまき用に煎餅を買って帰った。

●リス村
04992-2-2543、9〜16時半、無休(12と6月に不定休あり)、630円

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