鈴鹿熊牧場(2)

手前にアイヌ犬の檻があり、私が通ると、犬はワンワン吠えまくる。
ん・・・?

「危 犬ニ手ヲ出サナイデ下サイ」という看板はあったが、おびえて吠え狂っているという雰囲気ではない(上画像)ので、手を出して、犬の頭を撫でてやった。

愛情に飢えてるじゃん、この犬たち。

それにしても、ここ、臭いな。手に匂いが移っちゃった。犬は、放置状態で体を洗ってもらっていないようだ。

奧は熊の飼育スペース。

壕のようになった区画が4つほどあり、そのうち2つでそれぞれツキノワグマが一頭ずつ飼われていた。

あれ?2年前と比べて熊の数減ってるよ?

「熊さんの餌 100円」と書かれた箱からパン(今回は青カビは生えていなかった)を取って投げたら、一頭の熊はちゃんと歩いてパンを食べに行ったが、もう一頭は寝たきりでごろごろ。自分の手の届く所のパンしか食べない。で、熊の回りは食べられなかったパンが散乱して、汚い状態になっていた。この状況、2年前と変わらないな。

「熊さんに好物の餌をあげると、得意なポーズで愛嬌を振りまき大人の人でも大喜びです どうぞ」と書かれた看板があったが、得意のポーズって、寝たきりでごろごろすることじゃないでしょ?(ノД`)

クマ牧場の入口に、剥げかけた看板があった。文字が剥げたり、ツタで隠れたりして読みにくかったが、要約すると、「ここで飼われている熊は、いずれも昭和48年に冬眠からさめた親熊に連れられ穴から出たところをハンターに発見され、逃げまどううちに捕まったもので生後6ヶ月程度。牛乳で育てられた。仔熊のうちは比較的おとなしく人なつっこかったが、成長するにつれ野生に戻った」という内容。熊の寿命を考えると、現在いる熊がその熊だとは考えにくいが、こんな飼育環境じゃ、繁殖は難しそうだから、その後、次々に新しい熊を投入して今に至っているのではないかと思った。それから、この熊牧場、昔はヒグマもいたようだ(空の檻に看板あり)。

また、アイヌ犬のところに戻り、パンの残りをやったが、全く食べようとしなかった。餌に飢えているのではなく、あくまでも、愛情に飢えているということだ。
と言われても・・・複雑な心境。

出口で受付のオッチャンにきいてみたら、自力で歩いていたクマは10歳の雌、寝たきりだったのは20歳の雄だそう。20歳といえば、かなりの老齢なので、寝たきりなのは、仕方ないそうだ。他の空いている区画のクマは死んでしまったらしい。パン以外の餌について質問したら、肉はやっていないが、果物や煮魚をやっているとのこと。20歳まで生きているクマがいるんだから、栄養的には問題なく、飼育環境が悪くて寿命が縮むというほどでもないのだろう。でも、この環境、やっぱりよくないと思うな。昭和40年代の開園時は、普通だったのかもしれないが、それから全く投資されていないので、現在では必要最低限の環境になってしまった感じだ。

ドライブインまで戻り、キキコミのため、アイスクリームを買った。店員のオバサンにきいたら、ここに北海道料理のドライブインをオープンするにあたって、クマ牧場も併設ということで、同時にオープンしたそうだ。

ネットで検索したら、ここの札幌ラーメンは旨いらしい。他の料理(石狩鍋、カニ料理等)でも頑張ってもらって、もっとお客さんを増やして、資金を投入して、クマやアイヌ犬の飼育環境を改善していただきたいものだ。

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