手柄山の水族館と廃線モノレール

手柄山の姫路市立水族館は、お城のような形をしていた。

大がかりな施設かと思ったら、入場料200円の小ぶりな施設だった。イルカやアザラシはおらず、一番大きなものがウミガメ。

ウミガメに関しては、力を入れて展示しており、子亀がサイズに分けて飼われていたり、アカウミガメ、アオウミガメ、タイマイがそれぞれの違いがわかるように丁寧に解説されて展示されていた。

タイマイ(左)、アオウミガメ(右)は、顔立ちはよく似ているので、たまに誤認されることがあるようだが、甲羅の後端の形が違うそうだ。タイマイは後端がギザギザ、アオウミガメはなめらか。

亀の泳ぎを水中から眺められる水槽があったので、椅子に座ってじっくり観察してしまった。

アカウミガメは、アオウミガメとは顔立ちで区別がつく。

この亀も甲羅の後端はなめらか。

タッチ水槽に、ホヤのようなえたいのしれない生き物が入っていた。ホヤにしては硬いし、説明看板に名前が無い。子供は、「強く握るとこいつ水吹くぜ」と言っていた。

気になったので、外にいた飼育係の人にきいてみたら、「ウミサボテンというイソギンチャクの仲間です」とのこと。じゃ、触手はどこだ?と思ったら、昼間は人に触られまくって、触手が出せない状態だそうだ。可哀想に。お腹が減っていることだろう。

●姫路市立水族館
姫路市手柄山中央公園、0792-97-0321
9〜17時、200円、12/29〜1/1休
姫路市立水族館は、老朽化のため、2008年11月4日から休館しています。存廃未定だそうです。
 

水族館の隣に、外装がレンガでできた大きな建物があった。券売り場の人にきいたら、モノレールの駅だったらしい。大きな開口部からモノレールが出入りしていたそうだ。

現在は、上の部分が「緑の相談所」として機能しているらしい。

一見フランス積み(明治中期以前に流行った積み方)に見えるが、この建物、レンガは外装としてコンクリに埋め込まれているだけのようだ。偽フランス積みだ。

水族館から、ぶった切られたモノレールの線路が見えた。

向ケ丘遊園ドリームランドの廃線モノレールみたいだ。

帰宅後検索してみたら、このモノレールについて詳細に解説したページが出てきた。

1966年、手柄山で行われた姫路博覧会のさいに、このモノレールは開業した。ルート延長の構想もあったようだが、ロッキード式モノレール(鉄車輪、鉄レール。向ケ丘遊園と同じ)の製造中止による部品入手困難、採算不良により、1974年休止、1979年に廃止になったそうだ。

→2009年に廃線モノレールを取材してきた。レポートはこちら

姫路博覧会のために作られた建物は、現在も手柄山のあちこちに残っている。

手柄山公園には、この他、太平洋戦災都市空爆死没者慰霊塔(昭和31年建設)があり、空襲を受けた日本の都市が地図と文字で表示されていた。

近くに平和資料館があったが、見落とした(汗。