天城いのしし村(5)

この施設にもリストラの陰が・・・。

館内中央のイノシシレース場。

電源落とされて、デッドスペースと化していた。デジカメで撮るとこんな感じだが、実際はもっと暗い。

昔、ここで何が行われていたのだろうか?イノシシロボットの競争?

隣のイノシシ鍋。中身が具の形をしたクッションで、「ご自由にお入り下さい」ということなのだが、生地が退色し、シミができる等、老朽化が目立っていた

入口脇のモニターも電源が落とされていた。

イノシシ剥製の目がテレビカメラになっていて、昔はその画像がモニターに写っていたようだ。

向かいの、最盛期には係員が控えていたであろうブースも物置きと化していた。

未来の年号の書かれた石絵。

脇に1995年のものもあったので、機械的に12年先のものを作ったのだと思われるが、製作当時、この施設がこんなになるとは誰も思わなかったのだろうね(ノД`)

10時半からはイノシシの芸

見に行ったら最初、客は私一人だけだった。大丈夫かな?と思っていたら、10時半ジャストになって、他の客が5人くらい入ってきた。で、5分ほど過ぎてイノシシの芸開始

最初にアナウンス。雄のイノシシは調教が大変なので、ここのイノシシの9割はメスだとか、調教には一年半ほどかかるとか・・・。じゃ、経営陣が変わってから昨年一年のイノシシの調教は間に合わなかったんじゃ?それとも、他から調教済みのイノシシを入手したのか?質問したかったが、質問できる雰囲気じゃなかったのでこの点は謎のまま。

ここのスター(?)はハチという名前のイノシシ(上下とも右画像)。

他のイノシシがちゃんと輪くぐりしたり、一本橋を渡ったりするのに、ハチは、前足だけ一本橋に載せて「エサ頂戴」、輪くぐりの輪は、口で引っ張り降ろして強引に通過していた。すべり台芸、樽乗り芸等も同様の結果。

わざとそういう行動をするように調教されているのだろうが、笑えた(^_^)

芸の時間は約10分。先日見た那須ワールドモンキーパークのイノシシ芸に比べて、つまらなかった。

時間どおりに始まらない(従業員のやる気が無いように見える)とか、イノシシの個性の解説(「こいつは歳なのできつい芸ができない」等)が無かったのが原因。以前、いのしし村でやっていた国旗掲揚芸もなくなっていたし。

そういえば、以前、いのしし村ではいのししの他、タヌキ、犬、プレーリードッグの芸をやっていた。私はタヌキのしか見たことがないけれど、「日本でここだけ」の見せ物だった。珍しい出し物をしても集客効果が無かったので、リニューアル時に芸を簡素化したのだろうが、悲しいかぎりだ。

いったん外に出て、売店のアイスクリームを食べに行った。

ここのアイス、黒ごま、静岡抹茶、焼きいも、あずき、伊豆牛乳、レアチーズ等があって珍味揃い。

わさびにも初級、中級、上級と3種あった。店の人に「上級って残す人いますか?」と訊いたら、「上級食べる人は食べ慣れた人ばかりなので大丈夫」とのことだった。かなり迷ったが、結局、上級わさびアイスにチャレンジすることにした。そうしたら、ごく普通のわさびアイスだった。「初級の5倍」と書かれていたけど、たいしたことなかったな〜。

11時半からはイノシシレース

普通、こういったレースでは、最初に係の人が客に犬券だのアヒル券だのを売って、客が賭け事をするものだが、いのしし村では、入場券に書かれた「5-3」等の番号を使っていた。この方式だと、イノシシ券代わりになる商品が余ることもないし、時間も節約、結果的に人件費が節約できる。徹底したリストラだ。

ミニブタが最初にコースを走り、次にイノシシが出走。連勝方式なので当たる確率は激低。案の定、はずれだった。

先ほどのイノシシ芸のところでも気になったが、ここでも時間どおりにレースが始まらず、5〜10分遅れていた。別にこちらも急いでいるわけじゃないけど、他の施設と比較して、「なんなんだよ、ここは・・・」と評価してしまうのも事実。改善して欲しい点だ。

現在、伊豆の観光地はどこにいっても観光不況に見舞われている。旧いのしし村は悪い施設では無かったが、採算が取れず閉鎖した。現在の会社がどういう事情でここの運営を始めることになったのかは知らないけれど、生半可なリストラ策では、やはり赤字で終わるのでは?と思う。安易に没個性的な方向に走る(いのしし村のふれあい牧場化)のも、荒川的には感心しない。個性ある再建策を打ち出して欲しいものだ。

●天城いのしし村
静岡県田方郡天城湯ヶ島町湯ヶ島938、R414沿い、0558-85-0425
公式サイト

天城いのしし村は、客数減少のため、08年11月末で閉園することになりました。

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