草津熱帯圏(4)

大ドームで残念だったのは、ふれあい度が低かったこと。

遊べるのは、慣れたエリマキキツネザル(なで放題)、凶暴なシワコブサイチョウだけだった。

猿の芸。

芸の会場についたら、客は私だけだった。衝立の上から、猿がこっちを見ていた。面白がって写真を撮っていたら、猿芸名物のおじさんが、「どこからお越しですか〜」と話しかけてきた。客が私だけなんだが?と言うと、「一人でも始めますよ」ということで、芸の開始。アナウンスでもしたのか、すぐに、客がぞろぞろと入ってきた。
出演している猿は、19歳の千春と、17歳年の才蔵。姉弟らしい。芸歴11年。
おじさんは、猿の生態について、丁寧に解説しながら、芸を進めていた。

○お猿のかごや
猿が二匹でカゴを担いで登場。

昔はカゴの中にもう一匹(才蔵の弟ブンタ)乗っていたそうだが、現在ではできないらしい。5年以上前、才蔵が、檻の中でジャンプしていて、5センチの隙間に足を突っ込み、左足の付け根を骨折するという事故になった。地元の病院では治せず、立川の病院で5ヶ月入院。そうしたら、兄弟の縁が切れてしまい、ブンタが才蔵をバカにするようになり、3匹でやっていたカゴ乗りの芸が成立しなくなってしまった。3匹使用のカゴ乗り芸は日本でもここだけだったのに、残念なことだ。

○湯もみ
車のついたボート型の乗り物に才蔵が乗って「くさつ」と書いた板を左右に動かす。千春はBGMに合わせて指揮棒を振る。なんとなく、サルにやる気がなくて、オッチャンが叱咤激励していた。
○太鼓と鉦を叩く芸
2匹で叩きまくり。リズム感のかけらもない。これも昔はブンタと3匹でやっていたらしい。
○回転台の上でぐるぐる回る芸
ぐるぐる回すと人間ならその後、ふらふらになって立っていられない状態になるが、サルは平気。最長記録3分27秒らしい。テレビのぐるナイという番組で実験したら、アライグマもこのグルグル回転が平気で、尾のある動物は尾のおかげで、回転酔いしないのでは?という結論になったそうだ。でも、ニホンザルの尾はたったの7センチ。ホントに尾のおかげか?
○ローラスケートで滑る芸--残念ながら、画像無し。
○玉乗り
サッカーボールでも大玉でもOK。最後にサッカーボールはバスケットのゴールに投げ込み。
○才蔵の脱走話
才蔵は、今まで22回脱走したことがある。一度脱走すると40分間戻ってこない。彼は店の名前を知っていて、名前を言うと、その店に行って来る。店の前の饅頭や焼き鳥を箱ごとかっぱらう。行き帰りの道が違うので、なかなか捕まらない。道も完璧に覚えている様子。
才蔵が自分で紐をはずして脱走することがあったので、紐の結び方も工夫している。

○「子供さんは2番目の列よりお願いします」
町中では、子供を襲わないが、舞台で最前列の子供は危険!人間の大人の3倍の握力があるので、子供を掴んでつり上げてしまう。現在の被害児童17名。泣かないと放さないそう。
大人をぶら下げるのは無理だが、居眠りしている客を見つけて叩くことはあるそう。

おじさん「いいこと教えるには2ヶ月かかるが、悪いことは数十秒で覚える」

以前は下の会場で演技させていたが、その時、天井が低く、才蔵は天井にぶつかり、落ちて歯を折ってしまったことがある。7回目までは歯が生えたが、8回目からはもう生えない。現在は場所が変わったので、天井にぶつかる事故はなくなった。

○おじさんの罵声

「お昼、海苔巻きね〜ぞ!早くしろ!」
「いちいちポーズしないであげろ!早く!早く持ってきなさい!」
「そっちじゃない!早くこっちに入れろ!」
「利口なんだかバカなんだか・・・指入れちゃダメだろ!」
「出しなさい!口の中のもの!パンパースはずれてるよ!口押さえて!」

愛情のこもった罵声も健在です(^_^;)

おじさん、サルの尻をプラスチックの大槌で叩いていたが、これも芸の一環らしい。サルも喜んで尻を出していた。

→続きはここをクリック

→「草津熱帯圏(3)」に戻る