もりたや食堂

秩父からの帰り、青梅で、以前から気になっていた路地裏の「もりたや食堂」に寄ることにした。昨年、赤塚不二夫記念館に行った時、脇道を覗き込んでこの店を発見した。「風情のある木造建築だなぁ」ということで、写真を撮ったが、「営業中」の札があったにもかかわらず、引き戸を開けたら誰もいなかったので帰ってしまったのだ。昼の部がダメでも、夜だったらやっているかな?

「住江町」交差点近くの閉店した店の前にバイクを停め、焼き肉ナザレという店の角を曲がると「もりたや食堂」はすぐ。店の中から明かりが漏れ、どんちゃん騒ぎが聞こえていた。今日は営業中らしい(^_^)

中に入ると地元の人らしき集団が大広間で宴会中。きょろきょろしていたら、ご主人が出てきて、隣の小部屋に案内してストーブを入れて下さった。普通の民家の部屋みたいだが、周囲が骨董陳列館状態だった。

小学生の書いた習字掛け軸、パン二斤、ランプの残骸、瑪瑙の置物、かもいの上に並んだ仏具?、壊れた巨大な柱時計、陣笠・・・・

「青梅案内双六」は平成に入ってから復刻されたレプリカだが、
「北支事変明細図解」は当時のもの。

←がらくたと骨董は紙一重w

水上の若旅民具茶屋を思いだしてしまった。

写真を撮り撮り、目薬を差し差し(花粉ひどい〜)、お茶を飲みながら待っていたら、ご主人が私の頼んだカツカレー(900円)を持ってきた。

おじさんに「ここのコレクションすごいですね〜」と言ったら、おじさん嬉しそう。いろいろお話をお伺いしたら、この建物は祖父の代まで芸者を呼んでどんちゃん騒ぎする料亭で、現在は自分は食堂、弟はペンキ屋をやっているそうだ。

コレクションに関して、この部屋の自慢は、山本五十六と東郷平八郎の書

えっ!そんなのあったっけ〜?と思ったら、入口近くの変色した貼り紙が当該物件らしい。「山本五十六や東郷平八郎が本当にこの店に来てサインしていったんですか?」と質問したら、由来不明、真贋のほども不明だそうだ。

それから隣の部屋の上の方にかかっている赤ちゃんの写真は、昭和天皇生後すぐの写真だそうだ。マジですか?だったら戦時中はご真影だった筈。でも、これが本物だという証拠があるのかなぁ??

内容的にはかなりB級だった(^_^;)

カツカレーは普通に美味しかった。専門店の味じゃなくて、食堂の味。

これから寒い中を走って帰るので、しっかり頂いた。

食事をすませて会計の時、おじさんに営業時間をきいたら、夜のみの営業だ、とのこと。事前に相談してくれれば、昼間も開けることがあるけれど、団体のお客さんの予約無しの入店は、料理に時間がかかりすぎるので断ることもあるよ、とのことだった。定休日無しの不定休。個人営業の店だからね。

私が「HPで紹介したいのですが」と言ったら、「いいよ」とのこと。「ここ、この前もテレビで紹介されたんだ」とおじさん。路地裏の目立たない店だが、知る人ぞ知る名店・・・なのかも。荒川はこの雰囲気好きだ。

●もりたや食堂
青梅市住江町72、0428-22-0455
17〜23時半、不定休
団体で訪れる時は予約お願いします、とのこと。
カツカレー900円、ポークカレー700円、海老カレー850円、ハヤシライス800円、ロースカツ定食900円、ヒレカツ定食1000円、ハンバーグ定食800円、カキフライ900円、その他、酒類、刺身、串カツ、牛筋煮込み、ポテトサラダ、塩辛など。