スナック サンゴ(1)

掲示板の定連・エロエロ仮面さん等から、「蒲田に個性的なおじさんがやっているスナック・サンゴという店がある」「店内に一万円札が大量にあった」「おじさん自作の楽器のカポネオの演奏が聴ける」という情報が入ったので、サンゴに行ってみることにした。

【05年1月16日】

前日、奥さんに電話で営業時間を確認し、日曜日の夕方、現地へ。

京急蒲田駅界隈は電車の高架化工事中で、ごちゃごちゃしていた。「スナック・サンゴ」の場所のヒントは「京急蒲田駅下車 品川に向かって左側手前踏切そば」。昨日住所を訊いておかなかった私が悪いのだが、いまいち場所がはっきりしないので、蒲田駅でサンゴに電話して、おじさん(秋月米造氏)から住所を聞き出した。

サンゴは踏切渡ってすぐ、大通りに面した場所だった。すりガラスに魚の絵がたくさん貼ってあって、店内の様子を窺うことはできないが、看板の明かりがついているので、営業中であることはわかった。

店内に入ると、他の客はおらず、机の上に何やらいろいろ載せてあり、秋月氏作業中。何しに来た?という顔で秋月氏がこっちを見た(おいおい)ので、「この店の客になりに来たのですが、よろしいですか?」と言った。まだ、秋月氏が不審そうな顔をしていたのだが、奧からおばさんが出てきて、「昨日、電話を下さった方ですよね」とおっしゃったので、やっと秋月氏も事情を察して下さった。「今、テレビに出すものを作っていたところなんで・・片づけるわ」と彼。

店内は、某サイトで見たとおり、デコレーションだらけだった。巨大なエビの剥製実物大のミュージシャン人形が飾ってあり、天井には巨大魚の魚拓。カラフルなフィラメントがライトの中で踊っていたりした。

★このミュージシャン人形、一万札の詰め込まれたビニールの服を着ている。モーター内蔵で踊るそうで、以前、テレビに出演したことがあるらしい(^_^;)

一番目立つのは、額に入ったり、袋に入れて飾られている古いお札の群れ。秋月氏の芸名「聖徳太子」のとおり、聖徳太子柄のものが一番多いが、武内宿禰、菅原道真、二宮尊徳などもあった。外国の札や軍票もあり、お札マニアが見たら喜びそうだ。(秋月氏によると、知人友人にもらった札コレクションだそうだ。)

席についたら、秋月氏が缶入りウーロン茶のコップを持ってきた。「ネットと友人からの情報でここのことを知った」と説明し、机の上にあるものを指さして「これってカポネオですよね?」と言ったら、おじさんカポネオ知ってるんですか?」→一気に雰囲気和み(^_^)

カポネオというのは、秋月氏が発明したカスタネットと笛を一緒にしたような創作楽器である。

秋月氏はカポネオ二個をスイッチ代わり(左画像)にし、造花のついたオブジェを電気的に動かそうとしていた。このオブジェは、「手振り浮動」という名前で、室内に何種類かあった。右画像は小ぶりな手振り浮動。

★スイッチにカポネオを使っている理由は、普通の4点スイッチでは、リズミカルな動きができないからだそうだ。

部屋の隅に山積みされたオーディオセットから「聖者の行進」を流し、秋月氏が踊りながら2個のカポネオを操作すると、手振り浮動から花が回転しながら飛び出したり、引っ込んだり

わはは〜。なんか変だぞ。面白いぞ(^_^)

4つのスイッチを交互に操作するだけだよ、と秋月氏が言うので私もやらせていただいた。同時に二個のスイッチを押すとショートするらしいのではらはらした。壊したらどうしよう? 彼が「壊れないから大丈夫!」というので、スイッチ代わりのカスタネットを滅茶苦茶押しまくったら、花が出たり引っ込んだり。私もハイな気分になってしまった。

秋月氏に手振り浮動についていろいろお話を伺った。

最初のタイプは、花が針金の先についてくるくる回るだけだったのだが、針金を螺旋状に巻き、造花も工夫して、スイッチで花が上がったり下がったりするようにしたらしい。「造花の形、穴をあける場所等、いろいろ研究して随分時間がかかった」とのこと。手振り浮動は「特許出願中」である。

机の上の木製鍋敷きのパーツを組み合わせたものは、テレビに出た時に身につける帽子(画像)とネクタイらしい。こちらにも花がついていて、カポネオの操作で飛び出したり引っ込んだりするそうだ。

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