割烹 やき蛤 (1)

ネットに「サソリなど珍味が食べられる」と書かれていた割烹料理屋「やき蛤(やきはまぐり)」に行ってきた。

予約して、17時の開店と同時に友人と襲撃した。大通りに面している筈なので、行けばわかるだろうと思ったら、徒歩で行ったのにもかかわらず、見落として行き過ぎた。Uターンして丁寧に見ていったら店を発見。民家のような作りで、店の前が藪になっていて目立たない。「蛤塚」という石碑もあった。

私の掲示板に書き込みがあったのだが、以前、地元では「お化け屋敷のような外観」が評判になっていたとか。たしかに、お化け屋敷居酒屋「赤羽霊園」に相通じるものがある(^_^;)

入店すると、10人くらい座れるカウンターの奧が和風の座敷になっていた。建物の中に番傘がかざってあったり、建物の中に軒のようなものがあったりして、いい雰囲気だった。店の方の話では開業して53年(昭和26年建築)。店のご主人が53歳なので、父親の代からのお店だそうだ。
この店のおっかない?ところは、メニューと価格表が全く無いところ。「ふぐ、すっぽん料理 予約」「今日の何か!!」と書かれた貼り紙しか無い。紹介サイトには、「予算5000円〜」ということだったので、まぁ高くても1万円前後でしょ?ということで、後はお店の方にお任せした。

私がソフトドリンク(ウーロン茶)、友人がお酒を頼んで、まず、お通し

丸いお重5段重ねで来た。

○一番上

タツノオトシゴを揚げたもの、うずら卵のピータン、たくあん、ヤマモモの実、蟻の炒ったものを載せた卵豆腐

○二段目--イノシシの生ハム、クコの実青梅
○三段目--フカヒレの千切り、フグの皮竜眼のドライフルーツ
○四段目---サソリを揚げたもの、ゼリーの中に埋まったカンガルーの肉、食用ひょうたん
○五段目--ホヤホタルイカイカスミの塩辛、漬物。

最初、友人の分しかなかったので、お店の方に「私のも欲しいよぉ」とお願いしたら、「飲まない方なので、こーいうのは苦手かもしれないと思ってました」と言いつつ、私の分を出して下さった。

で、食べた感想。

○タツノオトシゴ--カリカリした食感。酸味あり。
○蟻--蟻酸を含んでいるので酸っぱい。

○ヤマモモ--酸っぱい。
○イノシシの生ハム--豚と区別つかないが、旨い。
○クコの実--酸っぱい。植物生薬。
○青梅---青酸入ってるんじゃ?と思って質問したら、ワイン漬けにして青酸を抜いているそう。硬めの梅干しと味は似ているが、青臭い味もする。
○フカヒレ---カリカリした感じ。
○フグの皮--しいたけみたいな食感。

○竜眼のドライフルーツ---甘栗みたいに歯で皮を向いて食べる。中の黒い食用部分はしなびていたが、これはドライフルーツにしてしまったかららしい。カロリーが高く、ビタミンも多い。栄養の宝庫らしい。

ちなみに、クコの実と竜眼の実は、長野県長谷村の薬膳アイスのネタになっている。

○さそり---カリカリして塩辛い。
○カンガルーの肉--ゼリーに細切れにしたものが埋まっているので臭みは無い。旨い。

○食用ひょうたん---ピクルスのような味。
○ホヤ--苦みあり。荒川的には少々苦手。
○ホタルイカとイカスミの塩辛--普通の塩辛。
この他、すっぽんの甲羅脇の柔らかい部分を煮こごりに埋めたものが出た。早く食べないと溶けちゃうよ〜ということだったので、先に食べた。こちらも(゚Д゚)ウマー

お通しが珍味だらけで楽しい、という噂だったが、期待を裏切らない内容だった(^_^)

私と友人が珍味料理に興味津々で、質問したり、写真を撮りまくったりしていたら、お店の方が他の珍味情報を教えて下さった。

カエルの卵巣---中国から輸入したパック食品。水で3日ほど戻すと体積5倍のゼラチンのようになる。美肌効果あり。

パック品を見せて下さった。3日も調理にかかるので、食べることはできなかった。

蛇の卵---某SMの女王の好物。殻が柔らかいのでそのまま食べられる。夏場限定。
かたつむりの卵
みみずの流し素麺こうもり等もテレビ用特別メニューとして調理したことがある。
○35年くらい前、蟻の缶詰を作っている会社があり、日本からフランスに輸出していた。その会社は今はない。
○ゴルフ場で捕まえたゲンゴロウバッタ等も頼まれて調理したことはある。でも、自分は虫系が苦手なので、食べない。以前、ムカデを食材として入手して、そのへんに置いて外出、すっかり忘れていて帰宅してから仰天したことあり。
タガメは臭みがすごいので、食べるのが大変。粉にしてドレッシングに入れたりする。

★お店の常連になると、さらにいろいろ珍味を料理してくださる可能性もありそうだ(^_^)

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