王舎城(2)

タワーの一階受付に行ったら、係の女性が二人いた。私が事情を話したら、そのうちの一人の方が私について案内して下さることになった。いろいろキキコミしようっと(^_^)

タワーのエレベーターで6階に上がり、「天の橋」へ。

景色がいいなぁ。対岸は宮島。

ここから一番目立つタケノコ型建物(宝物館)に入る。

実はこの建物群はスペースシャトルを模しているそうだ。タケノコ型建物がシャトル本体、その両側の塔が外部燃料タンク、シャトル本体に入るにはタワーのエレベーターを使って搭乗(゜Д゜)

さぞかし名前の知れた建築家が設計したんだろうなぁ、と思ったら、王舎城の建物やオブジェのほとんど全てが信者の手によるものだという。これから見に行く宝物館には多数の作品があるが、全て信者の手作りだそうだ。20代の信者が陣頭指揮を取って、他の信者の方が一度に数十人ずつ?(私を案内して下さった方が手伝った時は、50人程度だったらしい)作品に群がって、ちまちまと仕上げていったらしい。

で、その作品拝見。
展示室は6階分。

B2 地獄界
B1 餓鬼界
1F 畜生界
2F 阿修羅界
3F 人間界
4F 天界

世界の仕組みを現わす構造になっていた。最初に入るのが地下二階。どうしてエレベーターで6階まで登った先が地下二階なのか?斜面に建っているからか?

地獄界は、教祖様が地獄界を見聞して回り、悟りを開くまでの壁画。
骸骨の絵がたくさんあって、案内人さんは、「最初は怖くてここに来るのが嫌だった」と言っていた。
ここに入った感想だが、「暑い」。冷房をがんがんきかせると、作品が痛むので・・・と言っていたが、なんとかならんのか(ノД`)

餓鬼界はあまり印象に残っていないのだが、十羅刹女の巨大一刀彫の内部をくり抜いて作った、鬼子母神の一刀彫(でかい)があったのはたしかこのフロアだったんじゃないかと・・・
素人集団でもいい指導者がいれば、こんな作品が作れてしまうのは驚きだった。

畜生界は、やたらリアルな動物画が多かった気がする。

阿修羅界は戦いの世界で、壁に古代からの戦争画が石膏レリーフという形で表現されていた。中央部の、広島の被爆前と、原爆炸裂の瞬間と、被爆地広島の壁画を3枚並べたコーナーは迫力有りすぎで怖かった。とても素人が描いたものとは信じられない出来。

人間界には世界の国々の元首と国旗をずらっと飾った区画や、因果応報ジオラマ等があった。
全体的に感じたのだが、この施設、壁画や彫刻には力を入れているが、ジオラマは数も少ない。このあたりが伊豆極楽苑あたりと違うところだ。でも、地獄、天国の階層システムは、極楽苑で採用されていた往生要集と似ている。
教祖様は往生要集を参考に教義を作ったんでしょうか? 私がその点を指摘したら、案内人の方「世界の真実がそうなっているのだから、誰が観察しても、そういうふうに見えるでしょ?」って。そんな考え方もありますね(^_^;)
被爆敷石に彫られた仏像なんてのもあった。被爆敷石を世界各地に配布する会がある・・・ってこれも初耳。

天界はありがたい絵や仏像がたくさんあった。

全体的な感想。絵は素人が書いたので、すばらしいレベル!という感じではないのだが、絵の巨大さ、枚数、隅々まで丁寧に書き込んである等の点に圧倒された。下の方から10年くらいかかって仕上げた、ということだが、最後の方まで手抜きらしきものが見あたらないのもすごかった。一つのことを信じる集団の力を感じた(゜Д゜)

【結論】一見の価値あり

最後にまた地獄界まで降り、その片隅にある仏像の台座からわき出している御法水をいただいた。暑くて喉が渇いていたので地獄に仏(^_^)

係の人の話では、天界のさらに上に、ここの教義に感激した人のみが入れる「声聞縁覚」という部屋があるそうだ。私はユニークな建物、ユニークな展示物しか興味がないので、永久に縁がなさそうだ。案内して下さった信者の方は、もっと教義を理解して下さいよ、という感じでちょっと困った顔をされていた。って、教義には興味ないんだってば〜(^_^;)

タワーを出、駐車場に来たら、信者の方が100名以上でお経を唱えていた。「妙法華経」という平等大慧会独特のありがたいお経らしい。邪魔しちゃいかん、と駐車場の端を通ってそろそろ移動。隅の階段を降りたら、信者の研修所のフロアがあり、高校生くらいの男の子がたくさん出入りしていた。

その下のフロアが売店。歯磨き粉や歯ブラシ、文房具一式など売られていた。ということは、ここから町に出なくても、研修期間中は生活できちゃうってことだな。やはり規模的には鹿児島の二施設より大きい。

面白いと思ったのは、「亀ヶ岡のゆらい」と書かれた絵本(1554円)。

一見、うさぎとかめ風の話だが、途中から話が違っていた。亀はずるしてウサギに勝って、山頂のゴールに到着したが、現れた神様に正直にインチキした件を話した。神様は亀を許し、亀を石に変えて、その山・王舎城の守り神にした、という話だった。で、その山が今、私の立っている場所。へぇ〜。

お土産に何かないかな?と思ったら、珍ドリンク・プライムテン(110円)、プライムテンゴールド(510円)に加え、花粉ノンドリンク(315円)、ハナビラタケの栄養食品が新しくラインナップされていた。

花粉ノンドリンクの成分見たら、ビタミンB、C等で、どうしてこれが花粉に効くのか私にはよくわからなかったが、とりあえず、喉が渇いていたのでドリンク類を全部買って飲んでみた。そうしたら、味的に一番インパクトがあったのがプライムテン(^_^;) 普通のスタミナドリンク味だったのがプライムテンゴールド、甘くてへろへろした味が花粉ノンドリンクだった。

●王舎城
広島連佐伯郡大野町亀ケ岡700番地、美術館は月休、10時〜17時、0829-56-3221

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