大房岬の戦争遺跡(4)

なだらかな坂と階段を下り、海岸園地へ。目的は「魚雷射堡」「洞窟内に台車に載せた格納された魚雷を格納しておき、敵艦が来ると台車ごと魚雷を海中に続くレールに載せて発射した」とビジターセンターの資料には書かれていた。ところが、この物件、あちこちのHPでは「震洋発射用の施設」として有名である。ビジターセンターの係の人にこの件について質問してみたが、書いてある以上のことはご存じないそうだ。

南繋船場のすぐ脇の海に、コンクリのレールが二本、海中にむかって伸びていた。これが「魚雷射堡」である。

満潮時は海没するらしいが、今回は干潮が2時台、それから1時間程度しかたっていないので、大半が水面上に出ていた。

すぐ近くの崖に震洋?を収納した洞窟も残っていたらしいが、見落とした。

「千葉の戦争遺跡をあるく」という本によると、秘密特殊部隊「山岡部隊」の訓練がここで行われたそうだ。彼らは米本土に潜入、大統領を暗殺する等の特殊任務のために、この崖を素手で登る夜間訓練など行ったとのことである。

この他、戦時中にはこんな場所に兵舎等、いろいろな施設が建っていたそうだ。現在は痕跡無し。

大房岬戦跡巡りは所用2時間強。アップダウンがあるのでいい運動になった。

●大房岬自然公園
公式サイト

【参考文献】

「千葉県の戦争遺跡をあるく 戦跡ガイド&マップ」
 千葉県歴史教育者協議会編、国書刊行会、平成16年、2100円
 →この本に興味のある方はここをクリック

「あわ・がいど1  戦争遺跡」
 NPO法人 南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム、2004年、600円
 館山市内の宮沢書店、松田屋書店で入手可能。
NPOのサイト

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