稲取〜白田間の廃国道(2)

【稲取側からの調査】

稲取市街地から海岸沿いの旧道を走っていたら、道が急にヘアピンカーブを描きながら上に登りはじめ、国道に戻ってしまった。アレ?
再びこの地点に戻ったら、本来の旧道はメインルートの右側に分岐している狭い道であることがわかった(画面右側の道)。

★現在メインルートになっている左の道は、旧国道が崩落で通れなくなったため、急遽作られた、新国道に抜けるための道だそうだ(ポートクロダの黒田氏・談)。

その先には貸別荘朝陽館と駐車場があり、車道はそこ(黒根岬)で行き止まりだった。
歩いてみたら、最初は獣道だったが、すぐに道がなくなった→退散。
黒根岬付近から北側を見る。崖沿いに旧道があった筈なのだが、現在、遠望では痕跡すら見えなかった。

【廃隔離病棟側からの調査】

白田〜稲取間には、かつて町営の隔離病棟があり、人や物資の出入りに旧道が使われていた。この隔離病棟は現在も徒歩ならアクセス可能である。ということで、隔離病棟から白田側、稲取側の調査を行った。

廃病棟のすぐ脇に小川がある。小川に沿って旧道まで降りていく道はコンクリ舗装された立派な道だった。脇に治水施設らしきものがあるのを見ると、保守関係者がしばしば使っているのではないか? 小川はしばらくすると、道の反対側に移動。コンクリ歩道の下が暗渠になっているようだ。
道はかつて旧道と交叉していた場所で踊り場のようになって終わっていた。両側の旧国道は獣道と化していた。

白田隧道方面に歩いてみたら、ガードレールが残っているのは確認できたが、だんだん藪が深くなり、とうとう道がなくなった。

かつて道路の側壁だったコンクリ斜面に沿って木が生えているので、しがみつきながら平行移動。時々、落ち葉の雪庇を踏み抜くのでかなり怖い。
←やがて崩落土砂に埋まったトンネル坑門上部が見えてきた。最初は白田隧道かと思ったが、距離的にその次の城東隧道の南側出口のようだ。坑門に取り付くところまで行く気力がなかったので、ここでUターンした。
稲取方面にも歩いてみたが、
だんだん道が酷いことになったので、気力が萎えてUターンした。

稲取中心部のポートクロダという店の経営者・黒田氏から、旧道に関する情報を頂いた。

旧国道は伊豆大島近海地震(1978年)で崩落した。
崩落区間にはトンネルが三つあった。白田トンネル、城東トンネルはそのままの位置にあるが、黒根トンネルは路盤ごと崩落してしまっている。

→しかし、この情報は間違いであることが判明した。このページ「廃線隧道のホームページ」内))の管理人さんが2007年2月に黒根隧道が健在であることを確認している。廃病棟側からのアクセスが何とか可能なようなので、私も機会があったら、ここは再訪予定である。

名勝はさみ岩(画像は黒田氏提供)が海岸にあったのだが、旧道崩落のため、現在では陸路で見に行く手段がなくなっている。二見浦の夫婦岩よりも凄い岩なので、町の方でアクセスルートを整備できればいいのだが。(後で調べたら、平成17年末の東伊豆町議会で、この件が提案されたことが判明した。)

★サイトを見た方が、海側から上陸し、はさみ岩の写真を撮って下さいました。→画像はこちら

とのことだった。

★2007年6月に再訪、黒根トンネルの写真を撮ってきた(→レポ)。

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